最近、夜になるとまたウェブカムサイトを徘徊してる。画面越しに笑顔を振りまく配信者たちを見てると、確かに一瞬は楽しい気分になるよ。東京のネオンが反射する雨の路地裏を歩いてるような雰囲気で、ちょっとした非日常感が味わえる。でもさ、結局それって虚しいだけなんだよね。チャットでいくら盛り上がっても、向こうは仕事でこっちはただの視聴者。リアルで会えるわけじゃない。
昔はピックアップのテクニックとか真剣に研究してた時期もあったよ。街で声かけて、カフェに誘って、って流れを夢見てた。でもウェブカム見てると、そういう努力すらしなくなってる自分に気づく。だってさ、こんな感じのサイトで十分満足できちゃうんだもん。指一本動かせば可愛い子が相手してくれるんだから、わざわざ外出て疲れる必要ないよね。
でも冷静に考えると、配信見終わった後に残るのは虚無感だけ。プロフィールに「会いたい」とか書いてても、実際は無理なんだよ。向こうは金のためにやってるだけで、こっちの本気なんて届かない。毎晩画面越しに「いいね」押してるけど、リアルな温もりには程遠い。日本の夜って、綺麗だけどどこか寂しい雰囲気あるじゃん。それと同じで、ウェブカムも見てる時はいいけど、後味が悪いんだよね。
結局、配信者にハマってもリアルな出会いには繋がらない。ピックアップのスキル磨くより、チャットのコツ覚える方が楽だし。でもそれで何になるんだろうね。画面の中の彼女たちは永遠に画面の中なんだからさ。