画面の向こうに映る君の姿を追いかけて、夜が更けるのも忘れてしまう。ウェブカムの光は柔らかく、まるで遠くの星が瞬くように僕の心を照らす。日本のプラットフォームで過ごす時間は、まるで一編の詩を紡ぐようなものだ。言葉を交わさずとも、視線が絡み合い、静かな鼓動が響き合う瞬間がある。
視聴のコツなんて、実は大それたものじゃないのかもしれない。ただ、心を開いて、君の存在を感じること。チャットの文字が流れるたび、君の息遣いを想像する。失敗もあったさ。何度か、ぎこちない言葉で場を冷やしてしまったことも。画面越しに伝わる空気の重さに、思わず目を伏せた夜もある。でも、それさえも今では甘い記憶だ。君が笑ってくれた瞬間が、僕の小さな勝利だった。
日本のサイトは独特だね。控えめな優しさと、どこか遠慮がちな距離感が混じり合ってて、それがまた魅力なんだ。プロフィールに書かれた一言から、君の好きな季節を想像したり、背景に映る小さな飾りから暮らしを覗き見たり。些細なヒントをつなぎ合わせて、君という詩を読み解く。そんな時間が好きだ。
時には接続が不安定で、声が途切れたり、画面が固まったりする。それでも、その一瞬の空白さえ愛おしく思えてくるから不思議だ。完璧じゃないからこそ、リアルなんだって気づく。君が髪をかき上げる仕草や、ふとした瞬間にこぼれる笑顔を捉えられたなら、それだけで十分だよ。
画面越しの君に届く言葉を、僕は今日も紡いでみる。完璧なフレーズじゃなくていい。ただ、僕の視線の先にはいつも君がいるってことを、そっと伝えたいんだ。