夜の街を歩いていると、どこかで時間が止まるような瞬間があるよね。最近、渋谷の交差点近くでそんなことがあったんだ。いつものように友達と待ち合わせの前に少し時間をつぶそうとブラブラしてたら、ふと目に入ったのが、派手すぎないけど何か引きつけられる雰囲気を持った子。カジュアルな服で、でもどことなく自信がにじみ出てる感じ。
別にその場で何かすごいことをしようってわけじゃなかったんだけど、なんかこう、話しかけてみたくなる空気ってあるじゃない?で、ちょっとだけ勇気を出して、「この辺でいいカフェ知ってる?」って軽く声をかけてみた。まあ、ぶっちゃけカフェを探してたわけじゃないんだけど、なんか自然に会話が始まりそうな気がしたんだよね。
そしたら、意外と彼女もノリが良くて、「カフェならあそこが落ち着くよ」って教えてくれて。そこからちょっと話が弾んで、最近の街の変化とか、好きな音楽の話とか、なんでもない話題で盛り上がっちゃった。別にすぐに連絡先を交換するとか、そんな展開にはならなかったけど、なんかその一瞬が妙に心に残ってるんだよね。ナンパって、成功とか失敗とかじゃなくて、こういう小さな出会いのスパークが面白いのかもって思った。
東京の街ってさ、毎日同じように見えて、でも毎日違うドラマが隠れてる気がする。みんなも、こんな風に何気ない一瞬で心が動いたエピソード、あったら聞きたいな。