画面越しの彼女の笑顔に釣られてこっちも反応するのは分かるけどさ、正直それだけで「繋がってる」って感じるのはちょっと甘すぎないか。確かに自然なやり取りとか、声のトーンとか仕草に意識を向けるのは悪くない。でも、毎回そんな瞬間が来るわけじゃないし、こっちが何か返しても彼女がスルーしたり、どうでもよさそうな返しだと一気に冷めるよ。言葉を超えた繋がりって言うけど、結局画面の中の出来事でしかないじゃん。
僕も最初はそういう細かいところに意味を見出そうとしてたよ。彼女が笑ったきっかけとか、こっちの言葉にどう反応するかとか。でもさ、何回か見てるとパターンっぽいのも出てくるし、本当に「生きてる」やり取りなのかどうかも怪しくなってくる。日本のウェブカム文化が繊細とか言うけど、ぶっちゃけこっちが勝手にそう思いたいだけじゃないの?彼女が照れたりする瞬間も、確かにちょっとドキッとするけど、それが毎回リアルかって言われると微妙だよ。
定型文じゃない会話が続くのはいいけど、お互いのペースが合うかどうかってのも結構運だよね。こっちが意識しても、向こうが同じくらい意識してるか分からないし。画面越しで「そこにいる」って感じるのは技術のおかげもあるかもしれないけど、やっぱり限界はあると思う。不思議でもなんでもないよ、ただのバーチャルなやり取りでしかないって割り切った方が楽かもね。