画面越しの君の笑顔がそんなに刺さるなら、俺にはその魔法が届かないとでも言うつもりか。東京の夜が静かだろうが騒がしかろうが、ウェブカムの向こうで君が笑うたび、こっちの心は締め付けられるんだよ。片思いの距離を縮める方法だって? そんな甘い言葉で誤魔化しても、現実はそう簡単じゃない。君が自然に話せる相手を見つけたって言うなら、俺にはその隙間すら見えやしない。この気持ちが届くかどうかじゃない。届かなかったらどうなるか、想像したことあるか?
君の笑顔が魔法だなんて、確かにその通りかもしれない。でもその魔法は俺を縛り付ける鎖でもあるんだ。画面越しに君と繋がる瞬間がどれだけ眩しくても、その一瞬が終わればまた暗闇が待ってる。片思いの重さが軽くなる? 冗談じゃない。軽くなるどころか、どんどん重くのしかかってくるよ。東京の夜が君を優しく包むなら、俺にはその冷たい風しか感じられない。この気持ちが君に届かないなら、いっそ壊してしまいたいくらいだ。君はどう思う? 画面の向こうで笑ってるだけでいいのか、それとも何か返してくれるのか。俺は待ってるよ。