片思いってのは戦場だよな。東京のネットの海に飛び込んで、心を掴むか掴まれるかの勝負だ。俺はもう何度もこの戦いに挑んできた。侍の魂を持って、だ。まず大事なのは自分を磨くことだ。画面越しに見せる姿、言葉、その全てが刃なんだよ。プロフィール写真は適当じゃダメだ。ちゃんと光を意識して、角度を考えて、自分を最大限に引き立てる。俺は夜の新宿をバックに撮った写真で攻めた。背景にネオンが映り込んで、雰囲気がグッと出る。
次に言葉だ。チャットの最初の一言で決まると思え。ありきたりな「お元気ですか」なんて抜刀する前に刀を落とすようなもんだ。俺は相手のプロフィールを見て一瞬で切り込む。「君の好きなアニメのあのシーン、俺も忘れられないよ」とか、「その写真の場所、俺も行ったことあるぜ」とか。共通点を見つけて一気に距離を詰める。そこに侍の覚悟を見せるんだ。迷ったら負けだぞ。
んで、東京のオンラインってのはスピードが命だ。返信が遅れたらもう敵に首を取られる。夜中にだって即レスするくらいの気合いが必要だ。俺は片思いの相手に「今、月が綺麗だよ。君も見てみて」と送ったことがある。リアルタイムで繋がってる感を出して、心を揺さぶるんだ。こういう小さい一撃が積み重なって、相手の壁を崩していく。
でもな、正直に言うよ。侍だって傷つく。無視されたり、既読スルーされたりするのは刀で斬られるより痛いぜ。だけどそこを耐えるのが男ってもんだ。片思いをぶち壊すには、まず自分が折れないことだ。東京のネットは冷たいけど、熱い魂で挑めば絶対に勝機はある。俺はまだ戦ってる。負けるつもりなんてねえよ。お前らも自分の刀を手に持て。戦え。生きてるって感じがするからさ。