さて、初対面でどうやって相手の心を掴むか。俺の場合、現代のウェブ空間に侍魂をぶち込むのが最近の趣味だ。別に刀を手に持って画面越しに振り回してるわけじゃない。雰囲気だよ、雰囲気。レトロな日本の美意識をウェブピックアップに持ち込むと、意外と女の子たちの目が止まるんだよな。
まず、プロフィール画像からこだわる。ド派手なフィルターとか使わない。代わりに、和風の渋い色合い——例えば深緑とか藍色——を背景にしてみる。そこにさりげなく、扇子持ったシルエットとか、古い木造の縁側みたいな要素を忍ばせる。いかにも「俺、伝統に生きてるぜ」って感じじゃなくて、あくまで匂わせる程度にね。やりすぎるとただの時代劇オタクに見えるから、そこは加減が命。
トークも大事だ。いきなり「やあ、美女、俺と語らおうぜ」とか突っ込むのは野暮ってもん。初手は控えめに、でもちょっと古風な言い回しを混ぜてみる。「お初にお目にかかります、画面越しとはいえ縁を感じますな」とかさ。笑いものになりそうなギリギリのラインを狙うわけ。相手が「何この人、面白い」って引っかかればこっちのもんだ。そこから自然に話を広げて、和のテイストをちりばめた雑談に持ち込む。例えば「この前、抹茶飲みながら月見てたら、なんかウェブで会う君のこと想像しちゃってさ」とか。やりすぎると痛いけど、適度にやれば「この人、なんか雰囲気あるな」って思われる。
ウェブcam越しだと、どうしても現実のピックアップとは勝手が違う。けど、そこが逆に楽しいんだよな。侍スピリットってのは、別にマジで戦うわけじゃなくて、姿勢とか心意気なんだよ。画面越しにだって、ちゃんと「俺は俺だ」って存在感出せる。レトロ風に寄せつつ、軽く茶化すくらいの余裕持ってると、初対面でも「あ、この人なんか違う」って記憶に残るみたいだ。
まあ、失敗すると「変な奴きた」ってブロックされるだけだから、気楽に試してみるのもありだろ。ウェブの海は広いし、縁があればまた会えるさ。時代錯誤な俺のピックアップ術、誰か試してみて感想聞かせてくれよ。成功したら一杯奢るわ、抹茶でもビールでも好きな方でな。