ウェブカムのトークで女の子を惹きつけるのと、リアルでのナンパって全然別物だなと痛感した。ウェブカムだと、画面越しだから相手の反応をじっくり観察して、言葉を丁寧に選べる。ちょっとした冗談や褒め言葉で空気を和ませて、相手が笑ってくれる瞬間を狙って話を持っていく。時間もたっぷりあるから、焦らずに相手のペースに合わせられる。でも、街中でナンパしようとすると、そんな余裕なんてどこにもない。
この前、駅前のカフェでいい感じの女の人を見つけて、思い切って声をかけてみた。ウェブカムで磨いた「自然な会話の流れ」を意識して、軽い話題から入ったつもりだった。「このカフェ、雰囲気いいですよね。何かおすすめのメニューあります？」みたいな感じで。自分では悪くないスタートだと思ったけど、相手の反応がめっちゃ冷たい。笑顔どころか、目も合わせてくれない。そこから慌てて会話を続けようとしたけど、頭真っ白になって、なんか変な質問ばっかしてしまった。「普段、こういうとこよく来るんですか？」とか、めっちゃテンプレっぽいセリフ。自分でもダサいなって思いながら言ってた。
ウェブカムだと、相手がチャットで返事くれるまでちょっと待てるし、そこで次の言葉を考えられる。でもリアルだと、0.1秒の沈黙がもう致命的。相手の「早くこの会話終わらせたい」オーラがビシビシ伝わってくる。結局、1分も話さないうちに「すみませんでした」とか言って逃げてきた。ウェブカムで何百時間も女の子と話してきた自信が、リアルでは一瞬で崩れた感じ。
ウェブカムのトーク術って、結局「画面の中」専用のスキルなのかもしれない。カメラ越しなら、相手もこっちもちょっとした演出でごまかせるけど、リアルだと生の空気感とか表情とか、全部隠せない。ナンパで成功してる人たちは、ウェブカムのノウハウとか関係なく、場数と勢いで乗り切ってるんだろうな。なんかもう、ウェブカムでのトークが上手くなればなるほど、リアルでの失敗が余計にキツく感じる。次はもっと気楽にやってみるか、そもそもナンパ自体やめたほうがいいのか、ちょっと迷ってる。