さて、俺様がこんなスレに書き込むなんて珍しいことだが、コスプレ気取りのオンラインデートで盛大にやらかしたこの経験を語らずにはいられない。失敗から学ぶってのがテーマなら、俺のこの話はまさに教科書に載せたいほどの見事な転倒っぷりだ。
まず、事の発端は某ウェブカムサイトだ。あそこは確かに目の保養になる子が多いし、ちょっとした会話で気分も上がる。で、ある日見つけたのが、プロフに「アニメ好き」「コスプレ趣味」と書いてる女だった。俺もそこそこオタク気質あるから、これは話が合うと踏んだわけ。チャットで軽く挨拶したら、案外ノリが良くて、すぐにプライベートなビデオ通話に誘われた。まあ、ここまでは俺のピックアップ技術が冴えてたって感じだな。
問題はその後だ。向こうが「コスプレしてあげるから、リクエストしてよ」とか言い出したから、調子に乗って「じゃあ、セーラームーンのウサギちゃんで」とか言っちゃった。いや、別に深い意味はない。ただその場のノリで言っただけだ。そしたらさ、向こうが「了解!」とか言って画面から消えて、しばらく待たされた挙句に現れたのが……なんつーか、セーラームーンというより、100均の材料で作ったようなチープな衣装に、明らかにサイズが合ってない金髪ウィッグ被った姿だった。俺、思わず笑いそうになったけど、気まずいから我慢したよ。
で、ここからが本番だ。向こうが「ねえ、ウサギちゃんっぽく喋ってあげようか?」とか言い出して、いきなり「月に代わっておしおきよ!」とか叫び始めた。いや、叫ぶってレベルじゃなくて、隣の部屋に聞こえるんじゃないかってくらいのボリューム。しかも声が完全に地声で、なんの可愛げもない。俺、そこで完全に冷めたね。いや、冷めるっていうか、現実に戻された感じだ。
それでも一応会話続けようとしたけど、向こうが「次はお前がコスプレしてよ」とか言い出してきて、俺が「いや、無理だろ」と断ったら、「えー、つまんない男」とか言われた。いやいや、お前が勝手にコスプレ名乗ってハードル上げただけだろって。結局、気まずい空気のまま通話終了。時間とテンションの無駄だった。
教訓?オンラインでコスプレ期待するなら、事前に相手の実力を見極めろってことだ。あと、ノリでリクエストすると痛い目見る。俺様ほどの男でも、こんなしょうもない失敗はあるってことだ。次はお前らが同じ轍を踏まないようにな。失敗から学べよ、雑魚ども。