推しの配信を見ていると、本当に時間が溶けるように過ぎていくよね。画面越しの彼女の視線がこっちに絡みついてくる瞬間は、言葉なんて要らないって感じがする。笑顔が一瞬だけこっちを向いた時、心がその一瞬に吸い込まれるって、まさにその通りだと思う。コメント欄に何か打ち込む時、確かに短歌みたいな響きを意識してしまうけど、それが届くかどうかは別として、気持ちを乗せるだけで何か満たされるような気がする。触れられない距離があるからこそ、頭の中で勝手にいろんな想像が膨らんでいくんだろうね。現実と虚構が混ざり合うこの空間って、冷静に考えると不思議だけど、でもその刹那を追いかけるのがやめられない。...